9月4日 令和9年第3回市議会定例会/予算決算常任委員会/高レベル放射性廃棄物の地層処分に係る文献調査(議員協議会)

■令和9年第3回市議会定例会/予算決算常任委員会■

本日の市議会定例会本会議及び予算決算常任委員会では、
主に令和8年度補正予算の歳入・歳出について審議を行いました。

私からは「農業支援サービス事業緊急拡大支援対策事業費補助金」について執行部に質問しました。



■高レベル放射性廃棄物の地層処分に係る文献調査(議員協議会)■

午後からは経済産業省資源エネルギー庁及びNUMOによる説明と質疑の場に出席しました。
先に結論から申し上げますと、今般の文献調査の実施には賛成の立場です。
若干長文になりますが、少しお付き合いいただけますと幸いです。

最初に強調しておきたいのは、文献調査というのは、常陸大宮の地で何らかの作業が実施されるものではなく、ただ単に地震・活断層などに関する8つの調査を東京の机上で行うだけのことです。
また、調査結果を踏まえて、NUMOが地域住民との対話活動を行う期間でもあります。
さらに、「文献調査 → 概要調査 → 精密調査」の各ステップの最初の段階であり、次のステップに進むには、地元自治体の意思・同意が絶対条件になります。もし仮に廃棄物が持ち込まれるとしても、それは20年以上後の話になります。

賛成の人・反対の人も全てが文献調査という対話活動の一環に加わり、この困難な問題に対して科学的な知見に基づく冷静で闊達な議論が行われることを強く望みます。
「議論すら許さない。考えることすら罪。」という見方がもしあるならば、大変遺憾に存じます。
まずは議論をスタートさせましょう。

ここからは、さらに一歩進んで、最終処分場の誘致という、文献調査のその先の話について触れたいと思います。

第一に、私は市議会議員であると同時に原子力機構の現役の職員でもあります。
あくまで事務系職員であって地層処分等の専門家ではありませんが、これまで同機構が北海道の道北に抱える幌延深地層研究センター(https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/)の地下坑道に入ったり、現在の職場でも地層処分関係の研究者・技術者が身近に勤務している等、これまでの14年間で様々なことを見聞してきました。

それらのことと今回の経済産業省資源エネルギー庁及びNUMOによる説明を総合しますと、高レベル放射性廃棄物の地層処分に関しては、十分な安全性が確保されていると確信しています。

※なお、私は原子力機構及び原子力業界から政治活動・議員活動への資金的援助、また、選挙における組織的な応援、その他一切受けていないことをはっきりと付言しておきます。

第二に、常陸大宮市を将来的に存続させるには、最終処分場の誘致が最初で最後のチャンスだと考えます。

私は年に4回ずつ、市内の全ての行政区を挨拶回りで訪れておりますが、旧村部を筆頭に厳しい過疎化、少子高齢化の状況を肌身で感じる日々です。何らかの対処をしないと全てが立ち行かなくなります。今スタートさせないと本当に手遅れになります。

今般の国からの申し入れを受け、支援者・地域住民の方々から電話やメール等で様々なご意見が寄せられていますが、想像以上に賛成の声が多いことに驚いております。

文献調査で得られる20億円というのはあくまでも最初の一歩です。
海沿いから県北中山間地域までの高規格道路の建設、常陸大宮市という自治体そのものの存続、恒久的な交付金財源の創設等、これらを条件に国と交渉していく価値はあると考えます。

スウェーデンやフィンランドでは、同様のケースで地道に住民を説得した先例があります。
全ては市民及び隣接自治体等のご理解次第ですが、未来への責任を果たすために検討の余地があると思います。

最後に、科学技術に支えられた文明社会は、リスクとの共存が避けられません。このリスクは、改善の努力によって除去するか、最小化すべきものです。基本的に100パーセントの安全は存在しません。もし、危険や失敗においてひるんでしまって諦めるならば、それは人間が人間であることを放棄したことと同義ではないでしょうか。

今こそ、恐れずに未来へ進む覚悟が求められていると感じます。

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そして、次回はいよいよ9月定例会の一般質問が行われます。
私は8日(火)午後1時頃から一般質問を実施しますので、
是非この機会に市議会の傍聴にお越しください。

引き続き頑張って参りますので、よろしくお願いいたします。